No.50

●2024.11.10
百年の孤独を完読したい。
2024.12.11からNetflixで百年の孤独が配信らしいのですが、文庫化されてから数ヶ月間、やる気なくて積読してた上に読むのが遅いので、メモを付けつつなんとか配信までに読み切りたいな〜というログです。配信までに読みたいというか、配信始まったらもう読み切らんだろ、と思っている。


・11.10→発売日に文庫を買ってから、95ページ(おそらく第1部)まで読んでたので、そこからスタート。
「無数の挿話からなり、それらが全体でフラクタルを成している」という解説がしっくりくるほど、出来事の連続でなりたっている。
有名な一文に圧倒され、誘われ、思ったより早くその話が出てきた。アウリャレノ大佐に予知能力があるのが、特別感があって萌えポイント。
・11.25→再開。130ページくらいまで。あと20日で読み切れるのか? 登場人物が多くなってきて、ガイドとにらめっこしながら読む。メテルギウスって何回死んだ?
・11.26→アウリャレノ大佐が結婚した♪と思ったらレメディオスが……。わりと早い展開にショック。
・12.11→P165までしか読めず圧倒的敗北。アウリャレノ大佐は予知能力あることで特別な存在であることは自明だけれど、萩尾望都と吉田秋生を履修済み故に、特別な存在(少年)には圧倒的孤独が待ち受けていることを知っているので続きが楽しみでたまらん〜〜。
・12.15→Netflixで1話を見たら、シーズン1は今の時点で読んだぐらいまでのところかも。まだチャンスはある。映像化の感想また書きたい。
・12.16→私的停滞した読書あるある、後ろから読む。
・01.04→2025年に入って再開。話の展開がとても速いゾーンなのでついてくのにやっと。
P29「母親の胎内で早くも産声をあげ、生まれたとき目がぱっちりあいていた。〜。その鋭い目つきのことは、ウルスラも長く思い出すことがなかったのだが、」
P86「娘はいろいろとやってくれたが、ますます気が乗らなくなり、恐ろしいほどの孤独感を味わった」
P106「見ることができたのは、恐ろしいほどの彼自身の孤独に浸された彼女の姿でしかなかった。」「アウレリャノが耳を傾けていたのは、ただ、音楽をふくめてすべてがレメディオスを思いださせてくれるからだった。」
P140「アウレリャノは彼女を得て、生きがいを感じるようになった。」
P142「何年かたって銃撃隊の前に立つはめになったとき、アルカディオが最後に思い出したのもレメディオスだった。」
P177「肌に触れたとたんに、まわりの世界が消えていくのを感じた。」
P197「思春期を迎えて自分の予言の能力に気づいたころから、死というものは明確な、見誤りようのない、そして打ち消すことのできないある徴候とともに訪れると考えていた。」
P199「実はこれ以降、彼は予感に見放されていた。」
P213「アウリャレノ・ブレンディア大佐はそれまでに経験したさまざまな決定的な瞬間を思い出すことができた。」
P221「「王様の埋葬に立ち会うためだよ」」
・1.27→祝p300突破。半分か。世帯が下がることにマコンドの成り立ちや使命、伝統が引き継がれず、金遣いが荒くなるのが一族崩壊フラグって感じがしてよい。
P262「予感にも見放された孤独な彼は、死ぬまでつきまといそうな悪寒から逃れるために、マコンドにさまざまな遠い思い出のなかに、最後の隠れ家を求めたのだった。」
p266「父親のお供をして氷というものを見たあの遠い日の午後から、彼が自分を幸福だと思ったのは、金の小魚の細工をしているうちに時間がどんどん過ぎていった、あの仕事場にいるときだけだった。」
p268「結局、勝利よりもはるかに困難で、はるかに血なまぐさく高価な敗北を達成したのだった。」
p271「自分の惨めさを理解しているのは、母親のウルスラだけだということを知った」
p275「思いがけず懐古的な気分になった彼は、あの女と結婚していたら、おそらく戦争も名誉もかかわりのない人間、名もない職人、幸せそのもののおとこになっていただろうと、漠然と思った。」
p282「時の流れによって洗われたとはいうものの、かすかな無念さが萎えた心の奥で花ひらくのを感じた。」
p285「アウレリャノを名のるものは内向的だが頭がいい、一方、ホセ・アルカディオを名のるものは衝動的で度胸はいいが、悲劇の影がつきまとう。」
p302「『昔この町を建てた時分のように、わたしたちを貧乏にしてくださいまし』。彼女の祈りは裏目に出た。」
p313「大佐は、穏やかな老年の秘訣は孤独と結んだ講和にしかないと思っているらしかった。」
p335「しかしいずれも、どこの土地にいてもそれとすぐわかる、ある淋しげな翳があった。」
p341「孤独によって思い出はえり分けられ、生がその心にうずたかく積みあげた懐かしいものは、じゃまなごみとして焼き捨てられていたからだ。」
p346「多くの不安や安堵を、喜びごとや不幸を、変化や災いや昔を懐かしむ気分などがマコンドに運びこむことになる、無心の、黄色い汽車が。」
p348「かつては神だけに許されていたたまざまな手段を有する彼らは、」
p361「それはよほど深くしみ込んでいるらしく、折れた首の傷から血のかわりに、この妖しい匂いにみちた琥珀色の油のようなものが流れ出たほどだった。」
p364「恐らく、彼女の心をえるだけでなく、それにともなう危険をも避けるためには、愛というきわめて素朴な感情があれば十分だったのだが、そこまで考えた者はひとりもいなかった。」
p366「こうして小町娘のレメディオスは、十字架を背負うこともない孤独の砂漠をさまよい、」
p373「大佐はつのる苦悩のなかで、若い自分を危機の道を越えた栄光の荒地へと導いた予感をよみがえらせようとしたが、だめだった。」
p382「大佐はいまだかつて人を愛したことがないのだ、妻のレメディオスやその人生をよぎっていた無数の一夜妻を、まして子供たちを愛していなかった、という事実である」
p409「大佐はふたたびおのれの惨めな孤独と顔をつき合わせることになった」
p421「ウルスラはますます衰えて暗闇の奥へ引きずり込まれ、その目に映るのは、栗の木のかげにホセ・アルカディオ・ブエンディアの姿だけになっていた。フェルナンダの権力は不動のものになった。」
「当分のあいだ、ありきたりな平和と幸福が続くかと思われたが、アマランタの急死とともに、またもやごたごたが始まった。」
P422「また栗の木のかげで死体を発見されたときちらと見ただけだが、この世でもっとも愛した人間であるアウレリャノ・ブエンディア大佐の死にさいしても、涙ひとつこぼさなかった」
P423「〜匂いのきつい蛆のわいたグアバのような恋心を、死ぬまで引きづっていくことだった。」
P425「それは、神にいくら願ったところで、自分がレベーカより早く死ぬかもしれないということだった」
P426「アウレリャノ・ブエンディア大佐が飽きもせずに金の小魚の細工をくり返していたわけが、やっとのみ込めた。〜さらに憎悪や愛からではなく孤独から生まれた、はかりしれない憐憫によって、レベーカを悲惨な泥沼から救えたにちがいなかった。」
P437「そのころから、マウリシオ・バビロニアがあらわれる前には、かならず黄色い蛾が出ることに気がついた。
メメは手の重さを膝に感じ、その瞬間にふたりが孤独の彼岸へと達したことを知った。
P450「そうなってもまメメの心はマウリシオ・バビロニアの上に、オイルくさい体臭や、その身近から離れられない蛾の上にあった。」
P459「〜アイロンを当てたばかりのレースを卓布の上にかがみ込むようにして、現実の世界をのぞき、折からハコブのホテルの入口で最後尾の兵隊たちが通りすぎるのを平然とながめていた。」
P475「弟はその目を見ただけで、彼が曾祖父と同じ運命をたどったことを知った。」
P477「四年と十一ヶ月と二日、雨は降りつづけた。」
P478「アウレリャノ・ブエンディア大佐の魚の金細工、アマランタのボタン付けと死装束、ホセ・アルカディオ・セグンドの羊皮紙、ウルスラの思い出ばなしなどと同じで〜」
P481「すると立ちどころに、高い頬骨といい、きょとんとした目付きといい、わびしげな翳といい、まぎれもなくアウレリャノ・ブエンディアを名のるのにふさわしい人間であることがわかった。」
P484「これほどわびしい葬列は考えられなかった。」
P488「雨を眺めるよりほかにすることがなく、時間を年月日や時刻に分けるのも無意味なので、それが丸ごと、ゆっくりと過ぎていくのを実感しているのにちがいなかった。」
P493「夕食のころには、いらだたしい繰りごとは雨の音を圧倒した。」
P500「大変災を生き延びた連中が、バナナ会社の出現によってゆさぶられる前からマコンドに住んでいた人びとが、通りの真ん中にすわり込んで、久方ぶりの日射しを楽しんでいた。」
P505「ウルスラは、雨あがりしだいしぬという約束を果たすのに、かなり苦労させられた。」
P506「〜家族の者があきらめと悲哀に取り憑かれていることを知った。」
P506「昔に戻したいという熱意に駆られて、見捨てられていた部屋をのぞいて回った。」
P508「「仕方がないさ。時がたったんだもの。」」
P512「しかもそれは、後悔や憐憫からではなく、自分たちよりも彼女の幸福を本心から願ったからにほかならなかった。」
P513「秋の盛りを迎えた今になって、ふたたび若いころと同じように、貧乏は恋の奴隷にすぎないと信じた。」
P517「生まれたての老婆、という感じだった。」
P518「「これが死というものかね」。彼女は早口で、だが心をこめて長いお祈りを始めた。」
P523「ウルスラの死後、屋敷のなかはふたたび放ったらかしにされた。」
P526「世間一般の理解とはまるで逆で、バナナ会社が混乱させ、堕落させ、搾取されるまでのマコンドは、正しい道をあゆむ栄えた町だった。」
P527「ふたりはまた、そこはつねに三月であり、月曜日であることを知った。」
P535「「恥ずかしいもあるものですか、おめかけふぜいに!」と、フェルナンダは答えた。」
P538「高い頬骨といい、真一文字に結んだいささか冷たい感じのする唇といい、彼は大佐にそっくりだった。」
P539「アルレリャノのサンスクリット語が上達するにつれて、メルキアデスの足がしだいに遠のき、真昼の明るい光のなかにかすんでいった。」
P541「孤独と沈黙の一生を子供たちの養育にささげながら、ろくすっぽ息子であり孫であることを思い出してもらえなかった。」
P542「年のせいで体力がなくなったというだけでなく、屋敷そのものが一夜のうちに老化の危機に落ちいったのだった。」
P549「最初に着たとき、彼女は胸をキューッと締めつけられ、目に涙があふれるのをどうすることもできなかった。」
P558「ある朝、〜、机の上に向かって羊皮紙を解読している不潔たらしい長髪の男を見て、まぼろしに出会ったように立ちすくんだ。」
P570「〜これをパラパラとめくっただけで、すべてか彼女の想像どおりに動いていることがわかった。」
P586「そういうわけでアウレリャノとガブリエルは、誰も信じない事実に根ざした、いわば共犯関係で結ばれていた。」
P593「タッタン人のように頬骨が高く、この世の初めから未来永劫にわたる孤独が、あばたのように顔をおおっていた。」
P596「深淵をのぞくような思いだった。〜それはすさまじい戦い、死闘だったが、にもかかわらず、暴力的な荒々しさは感じさせなかった。」
P600「すべては終わった。娼婦らの讃美歌とビーズに埋められたピラル・テルネラの墓のなかで、過去のがらくたは崩れていった。」
P606「過去は無限に自己抹殺をはかり、内部から消耗しつづけて瞬間ごとに細りながらも、決して尽きるということがなかったからだ。」
P610「日常的でしかも永久的な唯一の現実が愛でしかない空虚な世界を、彼らはふたりしてさまようことになった」
P617「一族の血を絶やすまいとして自然の掟と戦うウルスラ、偉大な文明の利器という夢を追いつづけるホセ・アルカティオ・ブエンディア、ひたすら神に祈るフェルナンダ、兵戦の夢と魚の金細工のなかで呆けていくアルレリャノ・ブエンディア大佐、ばか騒ぎのさなかの孤独に苦しむアルレリャノ・セグンド。彼らの声をまざまざと聞き、激しい執念は死よりも強いことを知った。」
P623「百年にわたる日々の出来事を圧縮し、すべて一瞬のうちに閉じこめたのだった。」
P624「すると、過去のさまざまな声や昔のベゴニアのさざめき、激しい郷愁につながる幻滅の吐息などにみちた、生暖かい、かすかな風が吹き起こった。〜そして、ひとりの職工が犯行のために身をまかせる女を相手に欲望をみたした、ほの暗い浴室に群れる蛾と黄色い蛾のなかで彼自身の受胎の瞬間に行きあたった。」
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