No.51, No.50, No.49, No.48, No.47, No.46, No.457件]

●2024.11.19


御冥福をお祈りいたします。
学生時代は事あるごとに詩を口ずさんでいて、支えられてきたし、まだこの方は同じ時代を生きているんだよなあ、といつもしみじみしながら歌っていた。
社会人になってもその時の仲間と「やっぱ『二十億光年の孤独』を歌いたいよね〜」と話していた。

「春に」「未来」「明日」「生きる」「信じる」「聞こえる」「魂のいちばんおいしいところ」「地球へのピクニック」「サッカーによせて」
一番好きな詩は「明日」なんだけど、一番先にぱっと思い浮かぶのは「春に」なんだよなあ。初めて聞いたときに心が揺らいでその宇宙感に包まれた感覚や、伴奏のスタッカートがすぐに浮かぶ。決定的な人生の衝撃だった。これはなに? まさしく雷みたいだった。この詩に支えられてきたんだなと歳を重ねるたびに実感する。
「未来へ」の竹竿の先にある未来を想像していた夏休みや「明日」で今日のうちに明日は潜んでいることを実感する秋の夜とかもあったなあ。
その詩は私の体に染み込んでいるので、これからも大事に噛み締めていくし、人生を優しく支えてくれると思う。
ありがとうございました。

日常と雑談

●2024.11.10
百年の孤独を完読したい。
2024.12.11からNetflixで百年の孤独が配信らしいのですが、文庫化されてから数ヶ月間、やる気なくて積読してた上に読むのが遅いので、メモを付けつつなんとか配信までに読み切りたいな〜というログです。配信までに読みたいというか、配信始まったらもう読み切らんだろ、と思っている。


・11.10→発売日に文庫を買ってから、95ページ(おそらく第1部)まで読んでたので、そこからスタート。
「無数の挿話からなり、それらが全体でフラクタルを成している」という解説がしっくりくるほど、出来事の連続でなりたっている。
有名な一文に圧倒され、誘われ、思ったより早くその話が出てきた。アウリャレノ大佐に予知能力があるのが、特別感があって萌えポイント。
・11.25→再開。130ページくらいまで。あと20日で読み切れるのか? 登場人物が多くなってきて、ガイドとにらめっこしながら読む。メテルギウスって何回死んだ?
・11.26→アウリャレノ大佐が結婚した♪と思ったらレメディオスが……。わりと早い展開にショック。
・12.11→P165までしか読めず圧倒的敗北。アウリャレノ大佐は予知能力あることで特別な存在であることは自明だけれど、萩尾望都と吉田秋生を履修済み故に、特別な存在(少年)には圧倒的孤独が待ち受けていることを知っているので続きが楽しみでたまらん〜〜。
・12.15→Netflixで1話を見たら、シーズン1は今の時点で読んだぐらいまでのところかも。まだチャンスはある。映像化の感想また書きたい。
・12.16→私的停滞した読書あるある、後ろから読む。
・01.04→2025年に入って再開。話の展開がとても速いゾーンなのでついてくのにやっと。
P29「母親の胎内で早くも産声をあげ、生まれたとき目がぱっちりあいていた。〜。その鋭い目つきのことは、ウルスラも長く思い出すことがなかったのだが、」
P86「娘はいろいろとやってくれたが、ますます気が乗らなくなり、恐ろしいほどの孤独感を味わった」
P106「見ることができたのは、恐ろしいほどの彼自身の孤独に浸された彼女の姿でしかなかった。」「アウレリャノが耳を傾けていたのは、ただ、音楽をふくめてすべてがレメディオスを思いださせてくれるからだった。」
P140「アウレリャノは彼女を得て、生きがいを感じるようになった。」
P142「何年かたって銃撃隊の前に立つはめになったとき、アルカディオが最後に思い出したのもレメディオスだった。」
P177「肌に触れたとたんに、まわりの世界が消えていくのを感じた。」
P197「思春期を迎えて自分の予言の能力に気づいたころから、死というものは明確な、見誤りようのない、そして打ち消すことのできないある徴候とともに訪れると考えていた。」
P199「実はこれ以降、彼は予感に見放されていた。」
P213「アウリャレノ・ブレンディア大佐はそれまでに経験したさまざまな決定的な瞬間を思い出すことができた。」
P221「「王様の埋葬に立ち会うためだよ」」
・1.27→祝p300突破。半分か。世帯が下がることにマコンドの成り立ちや使命、伝統が引き継がれず、金遣いが荒くなるのが一族崩壊フラグって感じがしてよい。
P262「予感にも見放された孤独な彼は、死ぬまでつきまといそうな悪寒から逃れるために、マコンドにさまざまな遠い思い出のなかに、最後の隠れ家を求めたのだった。」
p266「父親のお供をして氷というものを見たあの遠い日の午後から、彼が自分を幸福だと思ったのは、金の小魚の細工をしているうちに時間がどんどん過ぎていった、あの仕事場にいるときだけだった。」
p268「結局、勝利よりもはるかに困難で、はるかに血なまぐさく高価な敗北を達成したのだった。」
p271「自分の惨めさを理解しているのは、母親のウルスラだけだということを知った」
p275「思いがけず懐古的な気分になった彼は、あの女と結婚していたら、おそらく戦争も名誉もかかわりのない人間、名もない職人、幸せそのもののおとこになっていただろうと、漠然と思った。」
p282「時の流れによって洗われたとはいうものの、かすかな無念さが萎えた心の奥で花ひらくのを感じた。」
p285「アウレリャノを名のるものは内向的だが頭がいい、一方、ホセ・アルカディオを名のるものは衝動的で度胸はいいが、悲劇の影がつきまとう。」
p302「『昔この町を建てた時分のように、わたしたちを貧乏にしてくださいまし』。彼女の祈りは裏目に出た。」
p313「大佐は、穏やかな老年の秘訣は孤独と結んだ講和にしかないと思っているらしかった。」
p335「しかしいずれも、どこの土地にいてもそれとすぐわかる、ある淋しげな翳があった。」
p341「孤独によって思い出はえり分けられ、生がその心にうずたかく積みあげた懐かしいものは、じゃまなごみとして焼き捨てられていたからだ。」
p346「多くの不安や安堵を、喜びごとや不幸を、変化や災いや昔を懐かしむ気分などがマコンドに運びこむことになる、無心の、黄色い汽車が。」
p348「かつては神だけに許されていたたまざまな手段を有する彼らは、」
p361「それはよほど深くしみ込んでいるらしく、折れた首の傷から血のかわりに、この妖しい匂いにみちた琥珀色の油のようなものが流れ出たほどだった。」
p364「恐らく、彼女の心をえるだけでなく、それにともなう危険をも避けるためには、愛というきわめて素朴な感情があれば十分だったのだが、そこまで考えた者はひとりもいなかった。」
p366「こうして小町娘のレメディオスは、十字架を背負うこともない孤独の砂漠をさまよい、」
p373「大佐はつのる苦悩のなかで、若い自分を危機の道を越えた栄光の荒地へと導いた予感をよみがえらせようとしたが、だめだった。」
p382「大佐はいまだかつて人を愛したことがないのだ、妻のレメディオスやその人生をよぎっていた無数の一夜妻を、まして子供たちを愛していなかった、という事実である」
p409「大佐はふたたびおのれの惨めな孤独と顔をつき合わせることになった」
p421「ウルスラはますます衰えて暗闇の奥へ引きずり込まれ、その目に映るのは、栗の木のかげにホセ・アルカディオ・ブエンディアの姿だけになっていた。フェルナンダの権力は不動のものになった。」
「当分のあいだ、ありきたりな平和と幸福が続くかと思われたが、アマランタの急死とともに、またもやごたごたが始まった。」
P422「また栗の木のかげで死体を発見されたときちらと見ただけだが、この世でもっとも愛した人間であるアウレリャノ・ブエンディア大佐の死にさいしても、涙ひとつこぼさなかった」
P423「〜匂いのきつい蛆のわいたグアバのような恋心を、死ぬまで引きづっていくことだった。」
P425「それは、神にいくら願ったところで、自分がレベーカより早く死ぬかもしれないということだった」
P426「アウレリャノ・ブエンディア大佐が飽きもせずに金の小魚の細工をくり返していたわけが、やっとのみ込めた。〜さらに憎悪や愛からではなく孤独から生まれた、はかりしれない憐憫によって、レベーカを悲惨な泥沼から救えたにちがいなかった。」
P437「そのころから、マウリシオ・バビロニアがあらわれる前には、かならず黄色い蛾が出ることに気がついた。
メメは手の重さを膝に感じ、その瞬間にふたりが孤独の彼岸へと達したことを知った。
P450「そうなってもまメメの心はマウリシオ・バビロニアの上に、オイルくさい体臭や、その身近から離れられない蛾の上にあった。」
P459「〜アイロンを当てたばかりのレースを卓布の上にかがみ込むようにして、現実の世界をのぞき、折からハコブのホテルの入口で最後尾の兵隊たちが通りすぎるのを平然とながめていた。」
P475「弟はその目を見ただけで、彼が曾祖父と同じ運命をたどったことを知った。」
P477「四年と十一ヶ月と二日、雨は降りつづけた。」
P478「アウレリャノ・ブエンディア大佐の魚の金細工、アマランタのボタン付けと死装束、ホセ・アルカディオ・セグンドの羊皮紙、ウルスラの思い出ばなしなどと同じで〜」
P481「すると立ちどころに、高い頬骨といい、きょとんとした目付きといい、わびしげな翳といい、まぎれもなくアウレリャノ・ブエンディアを名のるのにふさわしい人間であることがわかった。」
P484「これほどわびしい葬列は考えられなかった。」
P488「雨を眺めるよりほかにすることがなく、時間を年月日や時刻に分けるのも無意味なので、それが丸ごと、ゆっくりと過ぎていくのを実感しているのにちがいなかった。」
P493「夕食のころには、いらだたしい繰りごとは雨の音を圧倒した。」
P500「大変災を生き延びた連中が、バナナ会社の出現によってゆさぶられる前からマコンドに住んでいた人びとが、通りの真ん中にすわり込んで、久方ぶりの日射しを楽しんでいた。」
P505「ウルスラは、雨あがりしだいしぬという約束を果たすのに、かなり苦労させられた。」
P506「〜家族の者があきらめと悲哀に取り憑かれていることを知った。」
P506「昔に戻したいという熱意に駆られて、見捨てられていた部屋をのぞいて回った。」
P508「「仕方がないさ。時がたったんだもの。」」
P512「しかもそれは、後悔や憐憫からではなく、自分たちよりも彼女の幸福を本心から願ったからにほかならなかった。」
P513「秋の盛りを迎えた今になって、ふたたび若いころと同じように、貧乏は恋の奴隷にすぎないと信じた。」
P517「生まれたての老婆、という感じだった。」
P518「「これが死というものかね」。彼女は早口で、だが心をこめて長いお祈りを始めた。」
P523「ウルスラの死後、屋敷のなかはふたたび放ったらかしにされた。」
P526「世間一般の理解とはまるで逆で、バナナ会社が混乱させ、堕落させ、搾取されるまでのマコンドは、正しい道をあゆむ栄えた町だった。」
P527「ふたりはまた、そこはつねに三月であり、月曜日であることを知った。」
P535「「恥ずかしいもあるものですか、おめかけふぜいに!」と、フェルナンダは答えた。」
P538「高い頬骨といい、真一文字に結んだいささか冷たい感じのする唇といい、彼は大佐にそっくりだった。」
P539「アルレリャノのサンスクリット語が上達するにつれて、メルキアデスの足がしだいに遠のき、真昼の明るい光のなかにかすんでいった。」
P541「孤独と沈黙の一生を子供たちの養育にささげながら、ろくすっぽ息子であり孫であることを思い出してもらえなかった。」
P542「年のせいで体力がなくなったというだけでなく、屋敷そのものが一夜のうちに老化の危機に落ちいったのだった。」
P549「最初に着たとき、彼女は胸をキューッと締めつけられ、目に涙があふれるのをどうすることもできなかった。」
P558「ある朝、〜、机の上に向かって羊皮紙を解読している不潔たらしい長髪の男を見て、まぼろしに出会ったように立ちすくんだ。」
P570「〜これをパラパラとめくっただけで、すべてか彼女の想像どおりに動いていることがわかった。」
P586「そういうわけでアウレリャノとガブリエルは、誰も信じない事実に根ざした、いわば共犯関係で結ばれていた。」
P593「タッタン人のように頬骨が高く、この世の初めから未来永劫にわたる孤独が、あばたのように顔をおおっていた。」
P596「深淵をのぞくような思いだった。〜それはすさまじい戦い、死闘だったが、にもかかわらず、暴力的な荒々しさは感じさせなかった。」
P600「すべては終わった。娼婦らの讃美歌とビーズに埋められたピラル・テルネラの墓のなかで、過去のがらくたは崩れていった。」
P606「過去は無限に自己抹殺をはかり、内部から消耗しつづけて瞬間ごとに細りながらも、決して尽きるということがなかったからだ。」
P610「日常的でしかも永久的な唯一の現実が愛でしかない空虚な世界を、彼らはふたりしてさまようことになった」
P617「一族の血を絶やすまいとして自然の掟と戦うウルスラ、偉大な文明の利器という夢を追いつづけるホセ・アルカティオ・ブエンディア、ひたすら神に祈るフェルナンダ、兵戦の夢と魚の金細工のなかで呆けていくアルレリャノ・ブエンディア大佐、ばか騒ぎのさなかの孤独に苦しむアルレリャノ・セグンド。彼らの声をまざまざと聞き、激しい執念は死よりも強いことを知った。」
P623「百年にわたる日々の出来事を圧縮し、すべて一瞬のうちに閉じこめたのだった。」
P624「すると、過去のさまざまな声や昔のベゴニアのさざめき、激しい郷愁につながる幻滅の吐息などにみちた、生暖かい、かすかな風が吹き起こった。〜そして、ひとりの職工が犯行のために身をまかせる女を相手に欲望をみたした、ほの暗い浴室に群れる蛾と黄色い蛾のなかで彼自身の受胎の瞬間に行きあたった。」
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感想

●2024.10.17
しおしおのフォーステ感想以降更新していなかった。あの後いろいろあり、本当にしおしおしていましたが、半分くらい復活しました。

X(旧Twitter)がまたいろいろ変わるんですかね?あまり把握できていませんが、泥舟がどんどん沈んていく……。
私はとりあえずてがろくがとても使いやすくで大好きなので、個人サイト(レンタルサーバー)+てがろぐで生息しようかなと思います。
フォロワさんの移行先はブラウザで見れる限り拝見しにいきたいです🫶よかったら教えてね!

以下、最近の日記。(しげの先生原画展とはなびより)

20241017192946-admin.jpgしげの先生原画展に行きました。
原画展というか漫画展という感じで、生で漫画の世界にのめり込むことができた。まだイニD完走しきってないし、バリバリ伝説もMFゴーストも読みたい!これから初見できることが幸せ。
グッズ売り場見てたらお守りにあって、交通安全かな〜と思ったら、「必勝守」でそういう強さ好き❣️速攻買いました。


20241017215929-admin.jpgはなびよりも滑り込みで行ってきました。
花に囲まれる王子様素敵すぎた💐やっぱテニプリのキャラってみんな美しく品がいいなあと思いました。花に映える。
幼い頃にこの近くに来たことがあったような気がして、神社かそこらだったかも……と思ってたら、それらしき施設が残ってたので懐かしい気持ちになった。よみランってこういう感じだよね。

202410172201321-admin.jpg202410172201322-admin.jpgエドガーとアランのアクスタ持っていったらこちらもぴったりすぎてたくさん写真撮った🌼

 20241017220132-admin.jpg夕暮れの大正ロマン推しカプ🧮🎹🥰

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日常と雑談

●2024.9.27
フォーステお疲れ様でした🇯🇵🇩🇪🇪🇸🇫🇷🇺🇸

20240927181554-admin.jpg
公演行くときに毎回着けていた、蹄鉄モチーフのアクセ。初日始まる前に買ったけど結果として舞台に出てこなかったから、それなら己で持って行くまで!!!のストロングスタイルになってしまった。
友達には「ウマ娘以外でモチーフにしてる人初めて見た!」と言われました😂爆笑
アクセはとても可愛いので普段使いしようと思います。

公演終わってずっとS3のラリービートが頭の中で流れてるので、S3が一番好きなんだなあと思います。役者さんの演技も、青い鳥も心に残ってる。
あとはS1の群舞とサビナンラストの幸村くん。磨き抜かれた、美しい景色だった。

以下、個人的なしおしおの感想。


演出からでも演技からでも、アストリットの魂はいなかったかな。もちろん何かしら表してはいたんだろうけれど、私がそれを汲み取れる感性を持っていなかった。舞台上の「女の子」としての枠にとどまっていて、そこに魂は感じなかった。
まあ正直、フォーステ中にアストリットのパーソナルな部分が全く話題になっていないのがある種の答えではあると思いますが。
それが悪いとかではなくて、舞台でなにを描くかの取捨選択の部分ではあったから、それが選ばれなかったということだ。
照明が一瞬だけピンクになるんだけど、アストリットちゃんの(おそらく)はじめての"色"での表現だ!なんでピンクなんだろ〜〜といろいろ考えたけど私の中では特に思い当たらなくて、「女の子」だからなのかなあと感じた。

あとは個人的には漫画のコマで一番楽しみがしていたのが、「こっからが本番だぜ!」だったんだけど、ウィングしているビスが見られず……しょぼしょぼ。まあ、でもああいう演技になるのは分かるな〜〜という感じではある。

何度か見に行ったけれど、最後まで刺さらなかったな、が率直な感想。でも、なんでかがあまりぴんときていない。私は上島テニミュがとても好きな人なので。もっと技の曲がほしかったな、サビナンがぶち上がらない、3.5hは長すぎる、とか色々あるけれど。
4th不動峰を見たときも刺さらなかったけれど、「代わりに新しいテニミュが始まるんだな、たくさんの人がこれを愛するんだなあ」という希望に満ちていたが、フォーステが刺さらなかったのはそんな爽やかなものはなくて、ただただショックだった。
ただ、これは私の感性の問題で、刺さらなかったということは新テニミュの客ではなくなったということ。それはいやだ!!!これからもテニミュ見たいよ!!!
とにかく来たるレボライに備えて体力つけよう。今後3.5h公演来たら耐えられないよ〜。
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テニプリ

●2024.9.16
いろいろなテニミュレポをまとめたいのですが、時の流れが早すぎてできていない……せめて、4rd全氷始まる前には3rd全氷まとめたいなー(いつの話?)


最近はこのカバーをよく聞いてます。
自分はいわゆる不条理ものがすごく苦手で、なるべくなら見たくないから、それっぽいものは避けてきた人生ですが、思えば「Maxwell's Silver Hammer」が初めて避けられなかった不条理ものかもなとふと思い返した。
小学生のときに聞いていて、牧歌的で軽快なメロディが好きで、どんな歌詞なんだろうな〜〜と思ったら、バン!バン!と人が意味もなく死んでいく話で、幼いながら怖くて震え上がった。
今聞くと人生はこういうことが起こってしまう可能性もゼロではないんだよな……と妙に納得する気分になる。この思考すら、ちょっと怖いけれど。

日常と雑談

●2024.9.9
新テニミュ◆フォーステ感想(東京、大阪)

フォーステ東京公演を観に行きました。初日は配信で見て、8/14.17昼夜.18.9/8昼夜の6公演を現地で見ました。
ポジティブとネガティブが半々くらいで、ドイツはD1、日本は幸村贔屓。


◆全体の感想(最初からネガティブ)
・今までの新テニミュともまた違った公演で驚いた。詰め込みすぎなのか、リョーマ神話ではない物語だからなのか……どちらにせよ登場キャラは上島先生も決められない(と思う)ので、構成的にもまとめ上げるのは難しかったのかな、という印象でした。私(も含めてある程度の人)はついにドイツ戦だぞ!!!の気持ちだったけど、ドイツ戦を含めた物語で、結局何を見たんだっけ……みたいな。
・個人的には、ラストの試合即サビナン!!!!の構成が大好きなので、S1からサビナンまでが時間があって、そこが刺さらなかったかな〜〜と思っています。複数の物語をやるのはサーステと同じだけど、試合後→サビナン→TOP OF THE WORLDの構成が大きな違いだと思った。


◆キャラの印象

◯日本
・たろちゃん幸村くんほんと好き!!!もちろん今までの全員良いという前提に、歴代で一番好み。ガーデニングをやっていそうな柔らかさと天衣無縫になれない暗さと実力者としての強さの絶妙なバランスに惹かれる。今回もほんとよかった……。
サーステ三強を見ていて、フォーステはたろちゃん幸村だけで大丈夫かな?と思っていましたが、ベンチワークで初テニミュのふたりをぐいぐい引っ張っていて、余計な心配だった。立海の絆を感じられるし、その象徴して幸村がいた。
サビナンラストの幸村のポーズ、ラケットを持って祈っている姿に感動した。
・仁王もいいね……歴代仁王ってなんであんなにも仁王なんだろうね?!歴代でも柔らかさと優しさが前面に出ている、最後のイリュージョンであると悟った後の仁王かも。D2コートチェンジのときに、幸村がグータッチしようとしたら、仁王はパーを出して、じゃんけんをはじめたり、幸村仁王のわちゃわちゃがあって、「仁王がうまいな〜」と思った。
大阪楽の挨拶おもしろすぎワロタ。
・赤也は幼いな、という印象。それがすごく良くて、幼さが今回の「幸村から赤也へ伝える」の物語に沿っていてマッチしていた。これがまえりゅさんだったら、違う味になっていただろうなあ。新しいキャストさんがやる良さが全面に出ていた。
・高校生もみんないいよね!今までの新テニミュを引っ張ってきてくれてるんだなあ……という頼もしさと教示を感じる。私の中で岡本さんの鬼さんが大きな存在なので、また見れてよかった。
・ボーイズの不二と入江くんは、よく言われていましたがそれぞれ持田くんと泰江くんを研究したんだな〜〜と遠くから見てもよく分かって、新テニミュの絆とバトンを感じた。ほんとボーイズなのがもったいないぐらいのクオリティ。
・まぴリョは新テニミュのまぴリョだった。少し幼くて、表情豊か。4thのほうがクールなリョーマくんかな?という印象がある。まぴは新テニミュの子なので、可愛い姿を存分に見れて嬉しかった。
あと、リョーマとしてよどみがないなと思った。まぴくんの中に「越前リョーマ」がいて、それがまったくぶれない。それを見ていてとても心地よかったです。この領域に達せられるのは本当にすごい。
・跡部様はキャストさんの実力はあるものの、出番的には少なくて物語的には仕方ないかな……でも手塚のCDを取りに行く跡部様見たかったよ〜〜。冒頭この話かと思ったけど、コーチが出てくるなら削られて仕方ない。

○ドイツ
・ビスっちさ、どうしたーー?!?笑笑
これもよく言われてるけどサーステと別人すぎる。もうサーステ初日見たら爆笑しちゃうよ……。厳密に言うと原作のビスともアニメのビスとも違って、「テニミュファンが望んでいる(ドイツD1としての)ビスマルク」の姿だと思った。演者さんは「ツンデレ」などの言葉でビスマルクを表現していたけれど、その解釈を取り払ってでもファンが見たいものを演じているように思えて、私はそこに役者魂のようなものを感じた。サーステ初日からここまでギアチェンジできるのすごいよ〜〜。
原作読んだみたいでよかった!(こら!)
ただ、セリフによって声のトーンや緊張感が結構違って、ブレがある印象。それが演技の範疇なのか、なにかのよどみなのか、読み取るのが難しい。見る側としては固めてほしいな~と思っちゃう。
・ドイツで一番信頼してるのはチャーリーのジークなので、サーステから引き続き素晴らしかった!インライで体重を原作通りにするって言ってたけど、そのままになったのかな。サーステの時よりも声が低くなってて、個人的にはサーステのほうが好みだったけど、ジークの心境の変化を反映させたのかなと思い、それそれでありだ〜メンタル強いジークだ〜とどきどきした。
・Q.Pも成長してて涙。サーステのときはきれいなお人形さん!(中身アイドル)って印象でしたが、フォーステでは無表情の中に豊かな感情が見えた。青い鳥の下りは子役さんと含めて最高〜。やっぱレンドールがいるだけで違うよね。
それとは別に、パースくんはカミュがハマり役すぎる。モナムーの存在の意味をオタク以上に理解してますよね。日替わりも上手すぎるし、カミュが出てくると定点せざるをえなくなる。
・クニミツは堅物という印象。東京のときだとまだ硬かったけど、地方か凱旋で爆発しそう!見守りたいクニミツです。
・ボルクプロが強くなられている?!?サーステのときは正直セリフだけでいっぱいいっぱいかな……みたいな瞬間はありましたが、セリフに余裕も感じて、強い主将を感じた。
・ベルティ坊やとダンクマールさん良すぎ?!とにかくベンチワークがうまいし、コーレスもうまい……テニミュ文脈を分かっていらっしゃる印象があり、それも含めて「プロ」がにじみ出てた。ランブロのダンクマールさん可愛すぎて大好き。
・レンドールコーチは久々のテニミュ!というよりか役作りを一から構築していて、さすがだった。コーチに徹していて、温かく見守っている……4thは大人から見たテニミュと言う面もあると思うけれど、新のレンドールはその逆で、子どもから見た(そうであってほしい)大人が描かれている気がしました。子どもを主体として信じている大人の存在。頼もしいし、温かった。

○スペイン&アメリカ
・スペイン濃いね!3人ともキャラとしても役者さんの持味としても方向性が違うから、ぶつかり合ってて正直ひやひやするけど、それもまた楽しい。sionくんのロミフェル様が童顔みを感じて、意外だったけど、演技がきちんとロミフェル様で試合が楽しみすぎる!
・ラルフは、どうなんだろうね?!笑 サーステのときから思ってたけど、キャラに向き合ってくれているでもなく、観客の望むものでもなく、方向性がふわふわしてるな……と言うちょっと辛い見方をしている。


◆試合について

◯M1
シンプルにぶち上がる!!!!テニミュの波動を感じる!!!ある意味ここが個人的にピークかもしれない。私はサビナンで各校の曲をやってくれるのが好きだったので、セミファイナル!やってほしかったなあという気持ちがある。(でもサーステからそうではなくなってるから仕方ないかな)

◯S3
・フォーステで一番好きな試合かも。まずラリーBGMが好きすぎる。Q.Pの完璧さと鬼さんの責任感が、あの緊張感張り詰めるラリービートに昇華されていた。
青い鳥の回想は導入としてはあっさりしていたけるど、役者さんがね!もう!可愛いね〜!!ああ言う演出見ると、エピソードを大切に描こうとしてくれたんだなと感じて、じんわりした。そして試合に戻り方が上島テニミュっぽくて、好き〜〜。
・上島先生はやはり鬼さん好きだよね……キャラも特徴的だし、チームメイトとの絆も強いし、先生の得意分野なんだなあとも感じる。「鬼十次郎!」とフルネームの名前が出てくるところに、魂を注いでいるんだなあ。

◯D2
・もったいなかったね〜〜〜!!!!もう、デカすぎんだろ一点張りみたいになってしまったのが……。(←デカすぎんだろはおもしろくて大好きですが)日本もドイツも役者さんうまかったから余計に思ってしまった。これを見るとアニメもデカすぎんだろ一点張りになるのか?!と思って、ちょっと怖くなった。でも、予告の仁王くんがとてもよかったので、期待。
ドイツD2の強さ、もっともっと見せて欲しかった……そう思うのはD2の曲がなかったのが原因かも。けど、まあ演出としては難しかったよな。本当に役者さんが矜持を持って演じてくれていたのに感動した。

◯S2
・SNSで「至高のS2」という言葉をよく見かけたけど、本当にそのとおりで、原作をミュージカルに昇華させる解像度が段違いだった。無印テニミュからやっている意味をここで感じる。テニミュ1stの頃からそうだけど緊張感とエモーショナルを組み合せてできる空気感がとても好き。
たろちゃん幸村は見せ場で「原作のコマ」を意識している瞬間がたくさんあって、キャラクターへのリスペクトがあった。コマが動いている瞬間を目の当たりにできることが、舞台で観る価値だし、大切に見せてくれたことに感謝。そんな彼の姿を見ていると、ジャンプチャンネルの漫画MV(漫画の絵柄がそのまま動く動画)を思い出した。そのくらい、漫画のコマを表現していた。
・手島手塚についてフレッシュはほとんど感じなくて、堂々と演じてくれてよかったな。旅立っていった手塚、決意した手塚、ドイツチームの手塚が見れた。
・幸村が天衣無縫と退治するときの、青学ジャージのまぴリョに毎回じわっとくる。ほんとこういう演出うますぎますよね上島先生……。まぴリョも全国決勝のリョーマくんとしてギアチェンジしてて、本当に見れてよかった景色。

◯D1
・好きすぎるが故に感想を言うのが難しい〜〜。曲に関しては感情ベースの曲がほとんどで、技に言及している曲が少なくて、試合運びの把握が難しいかも……。
・ジークと赤也の曲は「だから勝つのは」みたいな緊張感を求めていたから、あれ?!と驚いた。(これは同意見の人多い気がする。)高校生と対比して爽やかにしたかったのか、全体を見て軽めにしたかったのか。確かに、シングルスを緊張感のある空気にすると、緩急をつけるためにダブルスは軽めに……と言うのは構成上仕方ないのかな〜〜。この曲の保護者ポジがジークはビス(ダブルスパートナー)で、赤也は幸村と仁王なのが良すぎる!!!種ヶ島さんがすっと下がるのも分かってるよね。優しく見守っている幸村と仁王に赤也が愛されているのを強く感じる。
・ジークの回想の演技は毎回息をのんで見ている。このシーンと声のトーンがぴったりだから、ここに合わせてギアを合わせたな?!と思うくらい。
・種ヶ島のあきさーさんの演技はもうさすがとしか言いようがない。ジークの回想のときに、日本ベンチ見てみたら、種ヶ島さんがストレッチしてて、それからも手首を伸ばしたり、いつ赤也の体力が尽きるのか見極めて、ビスからリターンを取った、の描写にそれまで積み重ねが見えて、スキが全くなかった。すごかったです。余裕とパートナーと相手の一歩先を見据えている仕草が……正直、種ヶ島の冷静さにビスっちが負けちゃってるな、と思った。
・Mr.タイブレークがあるなら、蹄鉄かアイテム無の演出かな〜〜と思っていたから、トランプがでてきて驚いた。329話においてトランプは、ミハエルが勝つことができないこと、ミハエルがアストリットの元へ帰ってこない長い時間の経過を表している、切ないアイテムだと感じていたので……。それは物語上どんな意味があるのかなと考えたけど、意味があるというよりステージ上の演出を優先したんだと、生で見たらパワーがすごくて、妙に納得した。「けずって、みがいて、際立たせる」がうえし先生のテニミュだと思っていて、蹄鉄をけずって舞台演出と役者さんの魅力を最大限に引き出していた。ダンスのパワーがすごくて、うえし先生はこれがやりたかったんだな〜とはびんびん伝わってきた。
そして、舞台上にいるのが男性で、観客が女性という前提に基づく演出と感じた。
仮にあの席に男性が座っていたら、ミハエルはその人にトランプを渡しはしないと思う。だから、あの席にアストリットが座っているのではなく、女の子が座っている前提の演出。
アストリットはミハエルの「女の子」ではあるが、あの曲と演出にはキャラクターの命を感じなかった。私はアストリットという存在をテニミュにおける「女の子」としての枠としてではなく、アストリットのキャラクターの命を見てみたかった。男の子と女の子ではなくて、ミハエルとアストリットが見たかったな、というのがぱっと浮かんだ感想でした。けずってみがいてきわだたせる、がうえしまテニミュだと思っていて大好きだけれど、それがトランプと女の子であった。それが悪い部分が突き刺さって苦しい感じ。アストリットの存在は演出とファンダムの中に消えてしまったなあ、が正直な感想です。
あ〜でも、一回前方上手で見てたのですが、ミハエルはいい表情してました。素敵だった。他のシーンと全く違う、緩急があって甘かった。こういう笑顔でアストリットの前にいるのかもしれないとも思った。
・Mr.タイブレークのときの種ヶ島さんもすごくよくて(種ヶ島大好きすぎ?!)、Mr.タイブレークの仕留め方を考えつつ、ビスっちの過去にも想像を広げている、といったような思慮深い表情。ミュの種ヶ島さんは試合終わったあとに、ビスにそっと缶コーヒーを渡して「色々あったんやなあ」と労ってくれそう。
・「勝てへんかて」のときのドイツチームじゃんけん愛おしすぎる。
・後半見ても、やっぱ技の曲ほしかったな〜特に種ヶ島さんの「無」とザイングレンツェの曲。D1は試合運びが肝だと思ってたからな〜。

○S1
・迫力がすごい〜〜!ボルクプロも平等院も一段とレベルアップしてて、圧倒される。ボルクプロ、表情もオーラも見るたびにかっこいい……と見てしまう。
・タンブラーの日替わりに高校生組の友情を感じて毎回ほっこりする。
・デュークがお頭を想う曲が好き……メロディーと効果音が特徴的で頭に残るし、デュークの演技が光る。
・アマデウス出てきてアドレナリン爆上がり!!!サーステの通ってた理由のひとつにアマデウスがあるので、また会えて嬉しすぎる。あきさわさんがまたスイッチ変えて演じるからすごい。
・大海原の曲、やっぱ上島テニミュの群集演出が好きすぎる。これを観るために観に来ている。試合に出てない選手とレンドールが出てこないのも、ほんと分かってるよなあ。上島先生は「試合をする者と見守る者」の解像度が高い。高校生組が少ない中で、テニミュに昇華されるにはこれ以上なかったんじゃないかという演出でした。

○スペイン&代表戦
・正直どちらもスペイン戦でやってほしかったな〜〜。
スペイン戦前編→代表戦とスペイン戦S3・D2
スペイン戦後編→S2・D1・S1
みたいな……。ここで大人の事情みたいなものを感じてしまう。
リョーマのメイン試合がないと、座長とは言えないから難しいんだような。不二くんが初舞台とは思えなかった。ボーイズの子もみんなすごいです。
・スペイン演出は好きでした。ロミフェル様ソングが透明感があった。謎めいた俺達〜が頭から離れない。スペイン戦でがっつり見られるの楽しみ!!


◆その他
国別の描き方は薄まったと言うか、ほぼ無くなった。アンケートで言われたら、引くしかないよなあ。あったとしても、フランスとスペインの謎ダンスだけ。あるか無いかの世界では無いかな〜〜とは思うけど、サーステ同様に描くのは難しいのだろうな。
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